〈アンダーライン箇所 P81〉
「すぐれた才能を備えていても、それによって自分で仕事をしたりはせず、臣下に仕事をさせてその拠り所を観察する。勇気があっても、それによって自分で奮いたったりはせず、群臣にその武勇のありたけをつくさせる。それゆえ、明君は知恵を捨て去ることによってかえって明知を得、すぐれた才能を捨てることによってかえって功績があがり、勇気を捨て去ることによってかえって強さが得られるのである。」
「韓非は法家思想の大成者とされる。彼に先立つ前駆的な法思想を受けついで、修正を加えながら総合して新しい体系を樹立したからである。彼が受けついだ思想は、商鞅(しょうおう)の「法」と申不害(しんふがい)の「術」と慎到(しんとう)の「勢」であった。」
サラリーマン時代、管理される立場で読んだ韓非子は性に合いませんでしたが、経営者の立場で読む韓非子は丞相が皇太子に読み聞かせるテキストのような必ず身につけるべき知恵であると思うようになりました。




