❶石切職人の話
ビジネスマンならば、ドラッカーの著書に出てくる石切職人の話は知ってる人が多いと思いますが、知っているだけでは勿体なく、自分は3人のうち誰と同じか定義しておくべきだと思います。

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3人の石切職人から学ぶ「働く意味」。
旅人は、ある村を訪れました。
村では、3人の石切職人が、作業をしています。何やら、大きな建物を建築しているようです。
旅人は尋ねました。「あなたは、何をしているのですか?」

①1人目の男は答えました。
私は、カネを稼いでいるのです。」〈経済的利益〉

②2人目の男は答えました。
「私は、国一番の石切職人になるために、技術を磨いているのです。」〈経験〉

③3人目の男は答えました。
「私は、村人の皆さんの心のよりどころとなる、教会を建築しているのです。」〈自他実現〉
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サラリーマン時代の自分を思い出すと、①は選択肢として持っておらず②の時もあれば③の時もあったと思います。
一方、経営者になると①の人がいるという現実に直面します。面接後に「当社でレベルアップして…と言うのは分かるが、早くお金が欲しかった。」
というフィードバックをもらうことがあります。
私は心の底からは共感できませんが、①の「働く意味」はカネだと定義する人はたくさんいます。

それでは①の人が当社で仕事したらどうなるでしょうか?
①の人が凄いアウトプットを出せる人ならジャンジャン稼がせてあげます。
理論的にそうゆう人がいると思いますが、現実は①の人でそうゆう人は会ったことがなく、
最小のインプットで稼ごうという発想になります。
経営者の私には②と③しか選択肢がないので当社には合いません。
どんどん仕事がつまらなくなるように会社を設計しています。
結論として3人の石切職人のうち2人しかいないという会社づくりをしています。
世の中の経営者も同様に考え、世の中そうなっており、当たり前でしょというレベルの話で当社も同様です。
当社は世の中の多くに共感してもらえる会社でいたいと思いますので信念を明らかにしておこうと思います。

❷劣化する人・磨かれる人
私が新卒時の就職活動は人口が一番多く不景気が重なり厳しいものでした。
アスキー社の採用試験は、理系じゃないと絶対分からないであろう見たこともない数式やら言葉が出て0点だったと思います。
追い打ちをかけるように天才しかいらないと言ってました。

どこの会社か覚えていませんが、単調で簡単な計算を延々としたり、簡単な字を延々と書く採用試験がありました。
何目的かも分からなくて思わず、会社の人か試験を作った会社の人かに聞いてしまいまいた。

「この試験で何が分かるんですか?」

まず、単調な作業ですが、量が重要です。
また、単調なので手を抜き字が汚くなったり、正確性が落ち簡単な計算も間違えたりするのを見ています。

私はハッとしました。面倒くさくなって滅茶苦茶な字で書いたり、簡単な計算を間違えたかもしれないと思いました。
誰だか分かりませんが、教えてくれてありがとうございます。
この日以来、自分はこうゆう観点で人間を見ることができるのだと開眼しました。
当社のメイン業務は会計税務で、安定して長く稼働することが重要です。
自分は当初と比べ、劣化しているのか、磨かれているのか客観的に見るようにしています。

❶❷は、デキるビジネスマンであれば、当たり前のこと。
デキるまで行かなくともコレが身についたらデキるビジネスマンになれる人を対象に、
学生時代サラリーマン時代を回顧して書いてみました。
何か皆さんのお役に立てればと思います。